ユムシとは?
釣りをしていると「ユムシ」というエサを見かけることがあります。見た目はちょっと不思議ですが、大物を狙えるエサとして人気があります。ここでは、ユムシの基本情報やどこで手に入るのかを紹介します。
ユムシってどんな生き物?
ユムシは、ゴカイやアオイソメと同じ「環形動物」の仲間ではなく、「ユムシ動物門」に分類される生き物です。
見た目はピンクや薄茶色で、太くて短いソーセージのような形をしています。頭の先には口があり、伸び縮みする管(吻:ふん)を使ってエサを食べます。
海の砂や泥の中にすんでいて、潮が引いたときに砂浜を掘ると見つかることもあります。主に韓国や中国で食用としても利用され、日本では釣りエサとして販売されています。
どこで手に入るの?
ユムシは、主に釣具店やエサ屋で購入できます。ただし、ゴカイやイソメと比べて取り扱っている店は少ないため、事前に確認しておくと安心です。
また、価格は1匹あたり100〜300円ほどと、一般的な虫エサに比べてやや高め。ですが、魚が好む匂いや大きさが魅力で、大物狙いのエサとして人気があります。
ユムシの付け方
ユムシは大物狙いの釣りエサとして人気がありますが、そのままでは大きすぎるため、針に刺しやすいように工夫が必要です。ここでは、ユムシの基本的な付け方と釣果を上げるコツを紹介します。
ユムシの基本的な付け方
ユムシは体がしっかりしているため、針に刺しやすいですが、付け方によって釣果が変わります。主に以下の方法があります。
① 丸ごと1匹掛け(大物狙い)

使い方: ユムシをそのまま1匹使い、針を頭から通して胴体にかける。
おすすめの釣り方: 大型のカレイ,ヒラメ、マダイなどの大物狙い。
ポイント: 魚にアピールできるが、エサが大きすぎると食いが悪くなることも。
② ぶつ切り(食わせ重視)

使い方: ユムシを3〜5cmほどにカットし、針にチョン掛けまたは通し刺しする。
おすすめの釣り方: カレイやチヌ、アイナメ狙い。
ポイント: 小さめの魚でも食べやすく、アタリが増えやすい。
③ ミミズ通しを使って針をつける

使い方: ミミズ通しをユムシに貫通させて針をユムシの中に送り込む。ユムシの先端から少し針を出せば完成。
おすすめの釣り方: エサ持ちUP狙い。
ポイント: エサ取りが多い場合に効果的。
ユムシを付けるときのコツ
- 塩締めすると身が締まる!
生のままだと柔らかすぎて針から外れやすいことがあります。軽く塩をまぶして水分を抜くと、身が締まって扱いやすくなります。 - エサ持ちを良くするには?
ユムシは身がやわらかいので、エサ持ちを良くするために「エサ巻き糸」で固定すると、針持ちが良くなり、魚に食べられやすくなります。
ユムシで釣れる魚
ユムシは強い匂いとボリュームがあるため、大型の魚を狙うのに適したエサです。ここでは、ユムシを使って釣れる代表的な魚と、それぞれの特徴を紹介します。
1. マダイ(真鯛)

特徴
マダイは「魚の王様」とも呼ばれ、赤い体と美しいフォルムが特徴です。歯が鋭く、貝や甲殻類を噛み砕いて食べるため、しっかりとしたエサに反応します。
ユムシで釣るポイント
- 大型のマダイは、ボリュームのあるユムシに強く反応する。
- 胴突き仕掛けや天秤仕掛けで狙う。
- 船釣りや堤防のぶっ込み釣りで有効。
2. ヒラメ

特徴
砂地に潜んで獲物を待ち伏せするフィッシュイーター(肉食魚)。白身魚の王様として食用としても人気。
ユムシで釣るポイント
- 活きエサに近い動きをするので、ヒラメの興味を引きやすい。
- ヒラメ仕掛け(泳がせ釣り用)でも利用可能。
3. アイナメ

特徴
冷たい海を好み、岩場や砂地に生息する根魚。冬場に脂がのって美味しくなる。
ユムシで釣るポイント
- 岩礁帯の投げ釣りで狙うのが効果的。
- ぶつ切りにして使うと食いつきが良くなる。
4. チヌ(黒鯛)

特徴
警戒心が強く、釣るのが難しいターゲット。防波堤や河口周辺にも生息している。
ユムシで釣るポイント
- 冬場に大型が釣れる「寒チヌ」狙いに最適。
- ぶつ切りにして付けると、食いが良くなる。
- ふかせ釣りや投げ釣りで狙うと効果的。
5. カレイ

特徴
砂地に生息する底物で、特に冬場の「寒カレイ」が人気。
ユムシで釣るポイント
- 投げ釣り(ちょい投げ・遠投)がメイン。
- エサ持ちが良いので、長時間待つ釣りでも使いやすい。
6. シーバス(スズキ)

特徴
ルアー釣りのターゲットとしても人気。夜行性で、夜釣りが狙いやすい。
ユムシで釣るポイント
- 流れのあるポイントで流し釣りをすると効果的。
- 落とし込み釣りやぶっ込み釣りで狙うのもアリ。
ユムシを使った仕掛け
ユムシを使った仕掛けやタックル等を解説します。
1. ぶっ込み釣り仕掛け
特徴
- 仕掛けを海底に沈め、魚がエサを食うのを待つ釣り方。
- 岸からでも大物が狙える。
仕掛けの構成
- ロッド(竿):投げ竿または遠投用の磯竿(3m以上)
- リール:スピニングリール(4000番以上)
- ライン(道糸):ナイロン or PE 3号以上
- オモリ:30号前後(潮の流れによる)
- ハリス:フロロカーボン 4号以上(大物なら6号以上)
- 針:丸セイゴ針 or 伊勢尼針 12号〜16号
狙える魚
マダイ、ヒラメ、マゴチ、アイナメ、チヌ、カレイ
ポイント
- ユムシを1匹丸ごと使うと大型の魚が狙える。
- 潮の流れが緩やかな場所が狙い目。
- 仕掛けを遠投して、しばらく待つのが基本。
3. フカセ釣り仕掛け(チヌ・マダイ狙い)
特徴
- 浮きを使ってエサを漂わせ、自然に食わせる釣り方。
- チヌやマダイなど、警戒心の強い魚を狙える。
仕掛けの構成
- ロッド:磯竿 1.5号〜2号
- リール:スピニングリール(2500〜3000番)
- ライン(道糸):ナイロン or フロロ 2〜3号
- ウキ:中通しウキ or 遠投ウキ(1〜3号)
- ハリス:フロロカーボン 2~3号
- 針:チヌ針 or グレ針 5〜7号
狙える魚
チヌ、マダイ、シーバス
ポイント
- ぶつ切りにしたユムシをハリに刺す。
- 仕掛けを流しながら、ナチュラルに誘う。
- 潮の流れがある場所で使うと効果的。
ユムシの値段
ユムシは一般的な釣りエサと比べてやや高価なエサですが、その分、大物が狙える魅力があります。ここでは、ユムシの価格相場や購入場所について紹介します。
1. ユムシの値段相場
ユムシの価格は、販売店や地域によって多少異なりますが、おおよその相場は以下の通りです。
数量 | 価格(目安) |
---|---|
1匹 | 100〜300円 |
5匹セット | 500〜1,200円 |
10匹セット | 1,000〜2,000円 |
一般的なゴカイやアオイソメと比べると、1匹あたりの価格は高めです。しかし、ユムシはエサ持ちが良いため、少量でも長時間の釣りに対応できます。
2. ユムシの購入場所
ユムシは、以下のような場所で購入できます。
① 釣具店・エサ屋
- 大型の釣具店や海沿いのエサ屋で販売されていることが多い。
- 取り扱いがない店舗もあるため、事前に電話で確認すると安心。
② オンラインショップ
- 釣りエサ専門の通販サイトで購入可能。
- 冷蔵配送されるため鮮度は比較的保たれるが、送料がかかることが多い。
- まとめ買いすると単価が安くなる場合もある。
3. ユムシの価格が高い理由
ユムシが高価な理由はいくつかあります。
- 採取が大変
- ユムシは海の砂や泥の中に生息しており、手作業で掘り出す必要があるため、採取コストが高い。
- 流通量が少ない
- ゴカイやイソメに比べて流通量が少なく、取り扱い店舗が限られる。
- 釣り以外にも需要がある
- 韓国や中国では食用として人気があり、市場価格が上がることがある。
4. ユムシを安く手に入れる方法
- 地元の釣具店をチェック
→ 大手チェーンよりも地元のエサ屋の方が安い場合がある。 - まとめ買いをする
→ 5匹セットや10匹セットを買うと1匹あたりの価格が安くなることが多い。 - 現地で採取する
→ 砂浜や干潟でユムシを掘り出せれば、コストゼロで入手できる。
ユムシは食べられる?
ユムシは釣りエサとして知られていますが、実は食用としても人気があります。特に韓国や中国では一般的な食材で、日本でも一部の地域では食べられています。今回は、ユムシの食用について詳しく解説します!
1. ユムシは食べられるのか?
結論から言うと、ユムシは食べられます! ユムシは「海の高級珍味」として知られ、コリコリとした食感と甘みが特徴です。特に韓国では「ケブル(개불)」と呼ばれ、刺身や焼き物として楽しまれています。
2. ユムシの味は?
ユムシの味を一言で表すと、ほんのり甘みがある貝のような風味 です。具体的には、以下のような特徴があります。
- 食感:コリコリとした歯ごたえがあり、ホヤやナマコに近い。
- 味:磯の香りがあり、貝類のようなほんのりとした甘み。
- 後味:クセは少なく、噛むほどに旨味が広がる。
苦味や臭みはほとんどなく、意外と食べやすいのが特徴です。
3. ユムシの食べ方

ユムシは生でも加熱しても食べられます。ここでは代表的な調理法を紹介します。
① 刺身(韓国風ケブル刺し)
ユムシの食べ方で最もポピュラーなのが刺身です。
- 下処理
- ユムシの両端を包丁で切り落とす。
- 中の内臓を軽く押し出して洗い流す。
- 皮をむいて、細切りにする。
- 食べ方
- ごま油+塩
- コチュジャン+酢(韓国風タレ)
- わさび醤油
ユムシのコリコリ食感が楽しめる一品です。
② 焼きユムシ(バター焼き)
- 下処理:刺身と同じように内臓を取り除く。
- 調理:フライパンでバターと一緒に焼くだけ!
- 味:バターの風味とユムシの甘みがマッチして美味しい。
ナマコやホタテのバター焼きが好きな人にはおすすめの食べ方です。
③ ユムシの天ぷら
- 下処理:刺身と同じように内臓を取り除く。
- 調理:軽く塩をふり、小麦粉と卵をつけて油で揚げる。
- 味:外はサクサク、中はぷりぷりで食べやすい。
海鮮天ぷらとして、ご飯やお酒のお供にピッタリ!
5. ユムシはどこで食べられる?

日本ではあまり一般的ではありませんが、以下のような場所で食べることができます。
- 韓国料理専門店:ユムシの刺身がメニューにあることも。
- 海鮮市場・漁港:新鮮なユムシが売られていることがある。
- 通販:食用ユムシを取り扱うショップもある。
もし食べてみたいなら、韓国料理店をチェックするといいでしょう。
まとめ
ユムシは高価なエサですが、その分 大物を狙いやすく、釣りエサとしての効果が高い ことがわかりました。また、食用としても楽しめる点がユニークです。
「高級エサ × 大物狙い」 の組み合わせとして、ぜひ活用してみてください!