はじめに
数ある釣りエサの中でも、多くの釣り人に愛用されているのが「オキアミ」です。オキアミは、小さなエビのような見た目をしており、多くの魚が好んで食べるため、非常に万能なエサとして知られています。
オキアミは、針につけて使用する「付けエサ」としてだけでなく、海中にまいて魚を寄せる「撒きエサ」としても使われます。特に、サビキ釣りやフカセ釣りなどでは欠かせないエサのひとつです。
本記事では、オキアミの基本的な特徴や釣りでの活用方法、釣れる魚、購入方法などについて詳しく解説します。オキアミを上手に活用し、釣りの楽しさをさらに広げてみてはいかがでしょうか。
2. オキアミとは?

オキアミとは、海に生息するプランクトンの一種で、甲殻類に分類される生き物です。見た目は小さなエビに似ていますが、エビやカニとは異なる分類に属しています。体長は2~5cmほどで、世界中の海に広く分布しており、特に南極海に生息する「ナンキョクオキアミ」がよく知られています。
釣りエサとしてのオキアミは、主に冷凍された状態で販売されており、撒きエサや付けエサとして幅広く利用されています。海中で自然に漂うため、魚に違和感を与えにくく、さまざまな種類の魚が食いつきやすいのが特徴です。そのため、フカセ釣りやサビキ釣り、投げ釣りなど、さまざまな釣り方に適しています。
また、オキアミとエビは見た目がよく似ていますが、オキアミは体が半透明で、エビのような「しっかりした殻」がない点が大きな違いです。さらに、オキアミは赤い色素を多く含んでいるため、魚の食いつきをよくする効果があるといわれています。
釣りエサとして使いやすく、魚の反応も良いことから、多くの釣り人にとって欠かせないエサのひとつとなっています。
3. 釣りでのオキアミの使い方
オキアミは釣りエサとして非常に優秀で、さまざまな釣り方に活用できます。ここでは、オキアミの種類や針への付け方、実際の釣りでの使い方について詳しく解説します。
3.1 オキアミの種類
オキアミは加工の仕方によっていくつかの種類があります。それぞれ特徴が異なり、釣りのスタイルやターゲットに合わせて選ぶことが重要です。
① 生オキアミ(冷凍オキアミ)
生のオキアミを冷凍したもの。解凍して使います。付けエサ用の冷凍オキアミと撒きエサ用のオキアミがあります。

- 特徴:自然の状態に近く、魚の食いつきがよい。
- メリット:付けエサや撒きエサの両方に使える。
- デメリット:解凍すると柔らかくなり、針持ちが悪い。時間がたつと変色してしまう。
②ボイルオキアミ
生のオキアミを軽く茹でた(ボイルした)釣りエサ
- 特徴: 水分が抜けて身が締まり、生オキアミよりもエサ持ちが良い。
- 用途: フカセ釣りや投げ釣り、カゴ釣りなどで使われる。
- メリット: 生オキアミよりも崩れにくく、小魚につつかれにくい。
- デメリット: 浮力が生オキアミより大きいため、沈下速度がやや遅い。
② オキアミハード加工
オキアミに特殊な加工を加えたもの。サイズごとに販売しています。

- 特徴:特殊な加工により身が締まり、針持ちがよい。
- メリット:開封後時間が経っても変色しない。流れの速い場所や、大きな魚を狙うときに適している。
- デメリット:やや高価。
3.2 オキアミの付け方
オキアミを針につける方法によって、釣果が大きく変わることがあります。魚に違和感を与えないよう、正しい付け方を覚えておきましょう。付け方のコツとしてはオキアミを指先で固定して針の方を動かして刺していくと簡単に付けられます。
① 尻尾から刺す方法(一般的な付け方)

- しっぽの先端を切り落とす。
- 針先をオキアミの背中(腹からでもOK)から出します。
- 自然に漂いやすく、食い込みがよい。
- 針のサイズに合わせて、ちょうどよい位置で止めるのがポイント。
② 丸ごと刺す方法(エサが取れにくい)

- しっぽの先端を切り落とす。
- 針をオキアミのしっぽから頭まで通し、完全に貫通させる。針を出さないでおく。
- 針にしっかり固定されるため、小魚がつついても取れにくい。
- 針先が完全に隠れるため見切られにくい。
3.3 オキアミを使う釣りの種類
オキアミは多くの釣りで活用されています。ここでは、代表的な釣り方を紹介します。
① サビキ釣り
- アミエビと一緒に使い、魚を寄せる。
- 付けエサとしても使えるが、主に撒きエサとして使用。
- アジ、イワシ、サバなどの小型回遊魚に効果的。
② フカセ釣り
- オキアミを撒きエサとして使用し、魚をポイントに集める。
- 付けエサとしても使い、ターゲットに違和感を与えにくくする。
- チヌ(クロダイ)、グレ(メジナ)などの磯釣りで活躍。
③ 遠投カゴ釣り
- 専用のカゴの中にコマセと付けエサとして使用し、遠投して魚を狙う。
- 針持ちは悪いため、付けエサはオキアミハード加工を使うのがオススメ。
- 大型のアジやサバ,イサキ等
4. オキアミの購入方法と価格
オキアミは釣具店やスーパーなどで手軽に購入できる釣りエサのひとつです。用途や釣りのスタイルに応じて適切な種類を選ぶことが大切です。ここでは、オキアミの購入方法や価格の目安、保存方法について解説します。
4.1 オキアミの購入方法
① 釣具店で購入する
- メリット:釣りエサ専用のオキアミが揃っており、種類が豊富。
- 販売されている種類:
- 冷凍オキアミ付けエサ用1kg
- 冷凍オキアミブロックマキエサ用3kg
- オキアミ小分けパック
- オキアミハード加工
② 通販サイトで購入する
- 釣具店のオンラインショップや通販サイトでも購入可能。
- 大容量のオキアミブロックや特定の加工品が手に入りやすい。
- 配送時に解凍されるリスクがあるため、信頼できるショップを選ぶ。
4.2 オキアミの価格
オキアミの価格は、種類や量によって異なります。以下は一般的な価格の目安です。
種類 | 内容量 | 価格の目安 |
---|---|---|
冷凍オキアミ(生)(付けエサ用) | 約1kg | 500~1,000円 |
オキアミハード加工 | 約500g | 700~1,500円 |
オキアミブロック(撒きエサ用) | 約3kg | 1,000円~2,000円 |
小分けパック | 約200g | 300~500円 |
※価格は地域や販売店によって異なる場合があります。
4.3 オキアミの保存方法
オキアミは冷凍保存が基本ですが、使用する際の解凍方法にも注意が必要です。
① 冷凍保存
- 釣行まで時間がある場合は、購入後すぐに冷凍庫(-18℃以下)で保管する。
- 冷凍オキアミはかなり長期間保存可能。
② 解凍方法
- 自然解凍:釣りに行く数時間前に常温で解凍(夏場は傷みやすいため注意)。オキアミブロック3kgを解凍に必要な時間は夏場で4時間,冬場は20時間程かかる。
- 海水解凍:釣り場で海水を使って解凍すると、自然解凍より早く解凍できる。エサの鮮度を保ちやすい。
- 冷蔵解凍:前日から冷蔵庫に移し、ゆっくり解凍することで品質を維持できる。
③ 再冷凍はNG
- 一度解凍したオキアミを再冷凍すると、身が崩れて針持ちが悪くなる。
- 余ったオキアミは、加工して撒きエサ用にするのもおすすめ。
5. まとめ
- オキアミは、多くの魚が好んで食べる万能な釣りエサです。付けエサとしても撒きエサとしても使用できるため、初心者から上級者まで幅広い釣り人に愛用されています。
- オキアミは針への付け方によっても釣果が変わるため、基本的な付け方をしっかりと覚えておきましょう。
- オキアミは冷凍保存が基本となるため、適切な解凍方法を実践し、鮮度を保ちながら使用することが大切です。
オキアミを上手に活用することで、さまざまな魚を狙うことができ、釣りの楽しさがさらに広がります。今回の記事を参考に、オキアミを使った釣りに挑戦し、たくさんの魚を釣り上げてみてください!