この記事ではメバリング釣りに必要なリールの選び方や、リールの性能、価格帯別のおすすめリールについて解説します。初心者にも分かりやすく、メバリング釣りに挑戦する際に役立つ情報を提供します。
リールについて
まずはリールの種類や性能について説明します。ルアーフィッシングで使うリールには主に2種類あります。
スピニングリール
スピニングリールにはスプールと呼ばれるボビンのような部分が上下に動きながら、糸をロックするベールという部分が回転して糸を巻き取ります。初心者から上級者まで幅広く使われており、扱いやすくトラブルが少ないため初心者向けでもあります。メバリングではほとんどの方がこのスピニングリールを使います。今回はこのスピニングリールをメインに解説をしていきます。
ベイトリール
ベイトリールは、スプールが回転することでラインが放出されます。スピニングリールとは異なる手順で投げるため、初心者には少し難しいかもしれません。ベイトリールのメリットとして、サミングというテクニックでルアーの飛ぶ距離をコントロール出来るので、ルアー打ち込む場所への正確性が高いことが挙げられます。デメリットとしてバッククラッシュというトラブルなどが起こることです。
メバリングでスピニングリールを使う理由
メバリングでスピニングリールを使う理由としてはまず軽いルアーを投げるのがスピニングリールの方が扱いやすいです。ベイトリールですとブレーキをフリーにしないと投げるのが難しいのでバッククラッシュが起こりやすくなってしまいます。またルアーが着水する瞬間にサミングしなければなりませんが、メバリングは主に夜おこなうため着水がわかりずらいです。なのでメバリングをする場合はスピニングリールをおすすめします。
メバリングに必要なリール性能
スピニングリールの記載の意味はこうなっています。
C2000HGS
シマノの記載例
C・・・コンパクトボディー ボディサイズが1000番
2000・・・2000番のスプールサイズ
HG・・・ハイギア
S・・・シャロースプール(浅溝)
どの番手が良いか
メバリングにではスピニングリールの1000番~2500番クラスの番手が良いです。スピニングリールの番手とは、リールの大きさを表しています。番手の数字が大きくなるほど、リールの大きさも大きくなります。番手が上がる毎にスプール径が上がり、ラインを巻ける量が増えます。スピニングリールには、1000番から8000番までの番手があり、それ以上の大きさのものも存在します。小さな仕掛けや小型ルアーを使用したライトな釣りなら2500番位までが丁度良いです。
ローギアorハイギアどちらが良いか
スピニングリールのローギアとハイギアは、リールのギア比によって決まります。ハイギアはハンドルを1回転させると多くのラインを巻き取ることができ、ローギアは巻くスピードは遅くなりますが、弱い力で巻くことができます。ハイギアは、素早く巻き上げることができるため、糸ふけを素早く回収出来ます。一方、ローギアは、パワーが必要なシチュエーションで使用されます。自転車のローギアとハイギアの違いと全く一緒と思ってもらえれば良いです。
メバリングでは正直どちらでも良いと思います。比較的ゆっくり巻く事が多いのでローギアの方が良さそうですが、ハイギアでもゆっくりまけます。ハイギアの場合、巻いてるとルアーの様子が分かりやすい(エビ状態になっている、ゴミがついている等)などのメリットがあります。大事なのはリールを巻くスピードで、ルアーが動くスピードを自分がわかる事です。ローギアでもハイギアでも慣れればわかります。メバリングの場合は自分の好みで良いです。
メバリングで必要な巻糸量
巻糸量の記載は主にこうなっています。
ナイロン(lb-m) | PE(号-m) |
2.5-200 | 0.4-200 |
3-150 | 0.5-170 |
4-100 | 0.6-150 |
どういう意味かというとナイロン2.5ポンド(lb)で200m、PE0.4号で200m巻ける容量があるという意味です。ナイロン4ポンドですと100m、PE0.6号だと150mです。おおむねこの表記の9割ぐらいの糸を巻くと良いです。PEを巻く場合はナイロンラインなどで下巻きをしないといけないので、その分を引いた長さを巻かなければなりません。メバリングですとPE0.4号~0.8号くらいで良いと思いますので、自分のリールの記載を見て巻きましょう。
メバリングおすすめリール
メバリングでおすすめリールをいくつか上げておきます。
DAIWA 23レガリスLT2000S-XH
自分も愛用しているダイワの23レガリス。ライトゲームなら十分満足いく性能です。見た目も黒金でカッコいい。数千円台で買える最もコスパが良いリールだと思ってます。
シマノ 22ミラべル C2000S
シマノの低価格帯から軽さを追求したモデル22ミラベルをおすすめします。軽量カーボン・CI4を採用していて耐久性と軽さを持っています。サイレントドライブを搭載してますので軽快な巻き心地も味わえます。軽くて軽快な巻き心地はまさにライトゲームにピッタリです。
DAIWA 23月下美人 LT2000S
ダイワのライトゲーム用専用タックル「月下美人」シリーズのリールです。軽量・耐性をすべてライトゲーム用に作られていますので間違いないです。細イランを使用した場合などのライントラブルが軽減する為に作られているのがうれしいポイントです。
シマノ ソアレ XR
シマノのライトゲームを追求したモデルのリールです。「PE0.8号以下のライトタックルで多彩なターゲットに挑む」というコンセプトで作られていますので、ライトゲームを楽しむなら間違いないリールです。
まとめ
メバリングするうえでハイエンドの高級なリールは必要ないかもしれません。ローギヤだろうがハイギヤだろうが自分に合った巻き心地や巻きスピードを探っていくのが楽しみの一つだと思います。最低限の防水性能があれば見た目の好みで選んでも良いと思います。
この記事がリールを選ぶ際の参考となれば幸いです。