こんにちは!当ブログをご覧いただきありがとうございます。
私はライトゲーム全般が大好きな釣り人で、特にアジングとメバリングには目がありません。
メバリング歴・アジング歴ともに数十年。気がつけば、休日のほとんどを海で過ごす生活を続けています。
アジの繊細なアタリを感じ取って掛ける瞬間の楽しさ。
軽量リグを操って魚を引き出すテクニカルな釣り――。
そんなアジングの世界にハマってから、数えきれないほどのロッドを使い比べてきました。
今回は、これからアジングを始めたい初心者の方から、ステップアップを目指す中級者・上級者、そして玄人の方々まで、
レベル別におすすめのアジングロッドを紹介していきます。
あなたにぴったりの一本が見つかるよう、ぜひ最後まで読んでいってください!
第1章:初心者・入門者におすすめのアジングロッド【コスパ&扱いやすさ重視】

これからアジングを始めたいという方にとって、最初の1本選びはとても重要です。
高すぎるロッドをいきなり選んで後悔したり、逆に安すぎて感度が悪く楽しめなかったり――。そんな失敗を避けるために、**「価格と性能のバランス」**が取れたモデルを選ぶのがポイントです。
ここでは、私が実際に使ってみて「これは初心者にぴったりだ」と感じた2本のロッドをご紹介します。
■ ダイワ:アジメバルX 66L-S

- 全長:1.98m / 自重:84g / 適合ルアー:0.5〜8g
ダイワが展開するエントリーモデル「アジメバルX」シリーズの中でも、特にバランスが取れているのがこの66L-S。
長すぎず短すぎない6.6フィートのレングスは、港内や堤防でのアジングに最適です。
軽量ジグヘッド単体も扱いやすく、ソリッドティップのおかげでアジの小さなアタリも感じ取りやすい設計。
ブランクにはHVFカーボンを採用しており、価格以上の感度が得られます。
何よりも、1万円前後という価格でこの性能は非常に魅力的。初めての1本に迷ったら、まず候補に入れてほしいロッドです。
■ シマノ:ソアレBB アジング S58UL-S

- 全長:1.73m / 自重:65g / 適合ルアー:0.3〜6g
こちらはシマノのエントリー向けライトゲームブランド「ソアレBB」シリーズのアジング専用モデル。
全長は5.8フィートと短めで、取り回しがよく、足場の低いポイントや常夜灯周りでの釣りに特に向いています。
極細ソリッドティップにより繊細なアタリを逃さずキャッチできるほか、自重も65gとこの価格帯では非常に軽く、長時間の釣りでも疲れにくいのが特徴。
ショートロッドならではの操作性と感度の高さで、アジングの面白さをしっかり体験できます。
項目 | ダイワ アジメバルX 66L-S | シマノ ソアレBB アジング S58UL-S |
---|---|---|
全長 | 1.98m(6.6ft) | 1.73m(5.8ft) |
自重 | 84g | 65g |
ルアー重量 | 0.5〜8g | 0.3〜6g |
継数 | 2本 | 2本 |
ティップ | ソリッド | ソリッド |
定価(参考) | 約9,000〜10,000円 | 約10,000〜12,000円 |
特徴 | バランスの良い万能型 | 軽量&高感度な操作性重視型 |
よくある質問(初心者向け)
Q1. アジングロッドとメバリングロッドは何が違うの?
A. 一番の違いは「感度」と「軽さ」です。アジングは小さなアタリをとる釣りなので、感度が高くて軽量なロッドが好まれます。一方、メバリングロッドはやや張りが抑えられていて、魚の引きに追従する柔軟性が重視されます。ただし、初心者のうちは兼用ロッドでも全く問題ありません。
Q2. 最初の1本はどの長さを選べばいい?
A. 初心者には 5.8〜6.6フィート前後 が扱いやすくておすすめです。短め(5フィート台)は操作性が高く、長め(6フィート台)は飛距離が稼げます。まずは自分がよく行く釣り場(港、堤防、常夜灯周りなど)を基準に選びましょう。
Q3. 初心者にはソリッドティップとチューブラーティップ、どっちがいい?
A. アジング入門なら「ソリッドティップ」がおすすめです。アタリをしっかりと“目で見る”ように取れるので初心者に向いています。チューブラーは操作性が高く感度に優れていますが、やや上級者向けです。
第2章:中〜上級者向けおすすめアジングロッド【感度・操作性・上達重視】
アジングにある程度慣れてきた方や、ジグ単の釣りに深くハマってきた方にとって、次の1本は「感度」「操作性」「軽さ」「曲がり方」など、細かな性能差が気になってくるところです。
この章では、より実戦的な性能を求める中~上級者におすすめのアジングロッドを3本厳選してご紹介します。
■ tailwalk(テイルウォーク):アジスト SD S55/SL

- 全長:1.65m / 自重:38g / ルアー重量:0.1〜5g
アジングシーンにおける“感度特化型ショートロッド”として人気のモデル。わずか5フィート5インチという超ショートレングスにより、ピンスポットへのキャストやジグ単の操作性は抜群。手元に「コツッ」と明確に伝わる感度の高さが魅力で、軽量ジグヘッドを意のままに操りたい中〜上級者にとっては頼れる相棒となるでしょう。
さらにこのロッドには、信頼性の高いFUJI製ガイドが採用されており、ライン放出のスムーズさや強度面でも安心感があります。細部まで作り込まれた設計は、テイルウォークのライトゲームロッドへのこだわりを感じさせます。
■ メジャークラフト:鯵道5G AD5-S582UL

- 全長:1.73m / 自重:約50g / ルアー重量:0.4〜5g
メジャークラフトの「鯵道」シリーズはコスパの良さで有名ですが、5Gモデルではブランク性能が格段に向上しています。
5Gブランクはトルザイトリングやクロスフォース製法など、上位モデルに迫る仕様を搭載。
しなやかでありながらも芯のある設計で、キャストの安定性と感度の両立が魅力です。
全体的にバランスが良く、「飛ばしもしたいけど、操作性も欲しい」という汎用的な1本を探している中級者に最適です。
■ シマノ:ソアレSSアジング S60SUL-S

- 全長:1.83m / 自重:51g / ルアー重量:0.3〜6g
「ソアレSS」はシマノの中堅クラスに位置するシリーズで、コストを抑えつつ性能をしっかり詰め込んだロッドです。
S60SUL-Sは6フィートのやや長めの設定で、港内だけでなく少し距離を出したい場面でも使いやすいモデル。
ブランクスにはハイレスポンスソリッドやスパイラルX構造が採用されており、感度やねじれ剛性に優れ、シャープな操作感が特徴です。
アジングをより深く楽しみたい方にとって、ワンランク上の釣りを体験できる1本といえるでしょう。
■ 結論:中〜上級者の選び方は「スタイルに合わせた一本を」
- 足元〜超近距離の精密戦が得意な人には → テイルウォーク アジストSD S55/SL
- 万能型であらゆる場面をこなしたいなら → 鯵道5G AD5-S582UL
- やや遠投や高感度を求めたい人には → ソアレSS S60SUL-S
このあたりからロッド選びは性能だけでなく、自分のスタイルとの相性が非常に重要になってきます。
今の自分の釣り方に合わせて選ぶことで、より快適で楽しいアジングが楽しめるようになりますよ!
項目 | テイルウォーク アジストSD S55/SL | メジャークラフト 鯵道5G AD5-S582UL | シマノ ソアレSS アジング S60SUL-S |
---|---|---|---|
全長 | 1.65m(5.5ft) | 1.73m(5.8ft) | 1.83m(6.0ft) |
自重 | 約38g | 51g | 50g |
ルアー重量 | 0.1〜5g | 0.4〜5g | 0.3〜6g |
継数 | 2本 | 2本 | 2本 |
ティップ | ソリッド | ソリッド | ソリッド |
ブランク特徴 | 高感度・ショート設計 | クロスフォース+5G製法 | スパイラルX+ハイレスポンスソリッド |
定価(参考) | 約20,000〜30,000円 | 約20,000〜30,000円 | 約20,000〜32,000円 |
特徴 | 取り回し&感度特化 | バランス型・飛距離と感度の両立 | 高感度&やや遠投対応 |
よくある質問(中〜上級者向け)
Q1. 中〜上級者向けロッドは何が違うの?
A. 初心者向けロッドと比べて、ブランクスの感度・軽量性・操作性が圧倒的に向上しています。微細なアタリや潮の変化も感じ取れるようになり、アジングの幅がぐっと広がります。また、ジグ単だけでなくスプリットやフロートリグなど、複数のリグに対応できるモデルも多いのが特徴です。
Q2. ロッドのレングス(長さ)でどんな違いが出るの?
A. 一般的に、短いロッド(〜5.6ft程度)は操作性重視、長いロッド(6ft以上)は飛距離や汎用性重視になります。近距離戦に特化したいならショートロッド、潮目や遠投ポイントを狙うならロングロッドを選ぶと良いでしょう。自分の釣り場に合わせて選ぶのがコツです。
Q3. ソリッドティップとチューブラーティップ、どちらを選ぶべき?
A. 中級者になると、釣り方や状況に応じて使い分けるのが理想です。
- ソリッドティップ:食い込みが良く、豆アジや低活性時の釣りに強い
- チューブラー:反響感度が高く、積極的にアタリを掛けていくスタイル向き
「掛けアジング」が得意な方はチューブラー、「乗せる釣り」を楽しみたい方はソリッドが向いています。
第3章:エキスパート向け|最高峰の性能を追求するあなたへ
アジングを極めたい、あるいはすでに極めつつある方にとって、ロッドは単なる道具ではなく「釣果を分ける武器」と言っても過言ではありません。
ここでは、そんなエキスパートアングラーにこそ使ってほしい、メーカーの技術が結集した2本の最高峰ロッドをご紹介します。
■ ダイワ 月下美人 EX 57UL-T(燕)

アジングに本気で向き合うなら、ダイワの“月下美人 EX”シリーズは避けて通れない存在です。長年にわたりライトゲームシーンを牽引してきたダイワは、「月下美人」ブランドを通じて圧倒的な技術力とノウハウを注ぎ込んできました。特にこの57UL-Tモデルは、ショートロッドの最高峰とも言える完成度を誇ります。
最大の特長は、**ダイワ独自の「AGS(エアガイドシステム)」**の搭載。超軽量なカーボン製ガイドによって、ロッド全体の感度と操作性が飛躍的に向上しています。アジのわずかな“吸い込み”や、潮の変化すら手元で把握できる感覚は、まさに別次元。まさに“感じて掛ける”というアジングの理想形を体現した1本です。
また、ブランクスには「SVFナノプラス」が採用され、軽さと強さを両立。トルクフルなやり取りと操作のキレを両立しており、1g以下のジグヘッドでも狙った通りに動かすことが可能です。
ダイワは、ライトゲームというカテゴリーにおいて、業界で最も強いこだわりを持ち、独自の技術開発を重ねてきたメーカーです。
その集大成とも言えるこのモデルは、エキスパートアングラーが“最後に辿り着く一本”と言っても過言ではありません。
特徴
- 感度の鬼とも呼ばれるほどの高感度設計
- 超軽量で、ジグヘッドの着底やわずかな潮の変化も手元に伝わる
- 57というショートレングスで極めて高い操作性
- チューブラーティップ搭載により、抜群の反響感度と飛距離性能
ショートロッドでありながら飛距離も妥協せず、ピンスポットにジグを送り込みたい場面や、シビアな状況下で真価を発揮します。
■ シマノ ソアレリミテッド S58UL-S

ライトゲームの“頂点”を目指すなら、シマノの「ソアレ リミテッド」シリーズは真っ先に名前が挙がる存在。このS58UL-Sは、シマノが長年のフィールドテストと製品開発で培ってきたノウハウを結集し、「本当にアジングを極めたい人のためだけに」作られたフラッグシップモデルです。
このロッドの魅力は、なんといってもシマノ独自の「カーボンモノコックグリップ」。従来のEVAやコルクでは成し得なかった驚異的な感度を実現し、微細なアタリや水中情報をグリップ全体で感じ取ることができます。まるでアジと会話しているかのような操作感は、他のロッドでは味わえません。
また、ブランクスには「スパイラルXコア」や「ハイパワーX」といった、シマノが誇る次世代の構造技術が惜しみなく投入されており、感度・軽さ・剛性のすべてが高次元でバランスしています。まさに“攻めのアジング”を体現する一本。
ソアレ リミテッドは、シマノが長年の歴史の中で積み重ねてきた技術・経験・フィードバックの集大成。
その完成度は、ロッドという道具を超えて「アジングという釣りの哲学」を形にしたとも言えるでしょう。
この1本を手にしたとき、あなたのアジングはきっと新しいステージに突入します。
特徴
- ハイレスポンスソリッドティップ搭載で、潮の変化やフォール中のバイトも逃さない
- スパイラルXコアで高剛性・高強度・高レスポンスを実現
- スタイリッシュで握りやすいCI4+製リールシートを採用
- 飛距離も感度も高次元でバランスされた万能性能
繊細な釣りを要求される常夜灯下や、競技的なアジングスタイルでこそ、その真価を発揮する一本です。
■ ラグゼ:宵姫 天 S54FL-solid

がまかつの高級ロッドブランド「ラグゼ」の中でも、最上級に位置づけられるのが**宵姫 天(てん)**シリーズ。
このS54FL-solidは、超極細フルソリッドティップを採用し、感度・軽量性・しなやかさすべてが極まっています。ジグ単操作時のロッドワークや潮の変化を感じ取る“察知力”が圧倒的で、わずかな違和感すら逃さずにアジの動きに反応できます。
「無」の中からアタリを探るような繊細な釣りを求める、真のアジング玄人におすすめの一本です。
特徴
- 超極細フルソリッドティップで超繊細なアタリも感知
- 自重わずか約45gという驚異の軽量設計
- しなやかなブランクスが豆アジから良型まで幅広く対応
- 潮の変化やテンション抜けすら捉える高感度設計
- 極限まで無駄をそぎ落とした高次元バランス
■ どれを選ぶ?エキスパート向け3本の比較ポイント
3本とも文句なしのハイエンドロッドですが、それぞれに「得意な釣り方」「重視している要素」が異なります。自分のスタイルやフィールドに合ったロッドを選ぶために、以下のポイントで比較してみましょう。
◎ 感度・操作性で選ぶなら
▶ ダイワ:月下美人EX 57UL-T
- AGS(エアガイドシステム)搭載で手感度が非常に高い
- チューブラーティップによる明確な“掛け”スタイル
- キレのあるロッド操作でリアクションバイトを狙う釣りに最適
→ キビキビしたアクション、反射神経勝負の釣りが得意な人におすすめ
◎ バランス重視・万能型を求めるなら
▶ シマノ:ソアレ リミテッド S58UL-S
- ソリッドティップで食い込みが良く、乗せも掛けも高次元
- シマノの最新技術(ハイレスポンスブランクス・カーボンモノコックグリップ)搭載
- 潮の変化をとらえる状況対応力の高さが魅力
→ どんな状況にも柔軟に対応したい、万能型志向の釣り人に最適
◎ 極限の繊細さ・違和感察知力で選ぶなら
▶ ラグゼ:宵姫 天 S54FL-solid
- 極細フルソリッドティップで圧倒的な繊細さと感度
- 超軽量&しなやかで、豆アジ〜中型アジまで幅広く対応
- テンションの抜けや潮の動きまでも感じ取れる**“察知型”ロッド**
→ 極限の感度と繊細な釣りを突き詰めたい玄人向け
■ まとめ:自分のスタイルに合わせて選ぼう!
ロッド名 | 向いているスタイル | 感度 | 操作性 | 食い込み | 軽量性 |
---|---|---|---|---|---|
月下美人EX | 掛け重視・操作派 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
ソアレ リミテッド | バランス派・オールラウンド | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
宵姫 天 | 繊細重視・察知派 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
■ エキスパート向けアジングロッド スペック比較表
製品名 | 全長 | 自重 | 継数 | ルアー重量 | 適合ライン(PE/フロロ) | ティップタイプ | ガイド |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ダイワ 月下美人 EX AGS 57UL-T | 1.70m | 約48g | 2本 | 0.5〜8g | PE:0.1〜0.4号 / フロロ:1〜3lb | チューブラー | AGS(カーボンフレーム) |
シマノ ソアレ リミテッド S58UL-S | 1.73m | 約50g | 2本 | 0.3〜6g | PE:0.1〜0.4号 / ナイロン・フロロ:1〜3lb | ソリッド | Xガイド+チタンフレーム |
ラグゼ 宵姫 天 S54FL-solid | 1.63m | 約45g | 2本 | 0.1〜3g | PE:0.1〜0.3号 / フロロ:1〜2.5lb | フルソリッド | チタンフレームSiCガイド |
■ 補足ポイント
- 月下美人EX:チューブラーでシャキッとした操作性。感度特化型。
- ソアレリミテッド:最新技術が詰まった万能モデル。Xガイドによりライン絡みも軽減。
- 宵姫 天:圧倒的な軽さと繊細さ。豆アジ攻略や潮の変化の察知力に特化。
それぞれの個性がはっきりしているので、どのロッドも間違いなく「正解」です。あとは自分の釣り方と感覚に、どれが一番フィットするかを基準に選びましょう。
まとめ|自分に合った1本が、アジングの楽しさを倍増させる!

アジングロッドは、レベルに応じて必要な性能や特性が大きく変わります。初心者のうちは扱いやすさとコスパ、中〜上級者になると感度や軽量性、エキスパートでは操作性や細部の作り込みまでこだわるようになります。
アジングは、ロッド一本でまるで別の釣りのように感じられるほど奥が深い世界です。ぜひ今回の記事を参考に、自分のスタイルや目的に合った「相棒ロッド」を見つけてください。
最適な一本とともに、次の釣行ではもっと楽しいアジング体験を!